1月2日は大学ラグビー選手権の準決勝を見に行く。
明治大学は9年ぶりの年越しを果たした。今年は前評判もよく、本割の慶応戦は引き分けたものの
早稲田戦は一応黒星なしで臨むことになった。
ただ、慶応戦の限りなく負けに近い引き分けの内容をさらに悪くしたような形で、早稲田戦は史上最悪の
得点差で惨敗を喫する。この日も本割の内容からしても6:4で慶応有利と読んでいた。
果たして予想通りというか、予想を上回る内容の悪さで前半は大量得点差をつけられた。
とにかくハンドリングエラー連発、またタックルが高く甘く、相手にボールを回されるとことごとく大きなゲインを
与えることに。特に相手14番山田コンプレックスが強いのか、トイメンの11番は何度も何度もなすすべなく抜かれていった。
後半風上になりボールを積極的に動かす戦術に変えてからようやく盛り返し始めたが、前半につけられた
得点差をはね返すには至らず、決勝進出を逃した。守備の訓練が足りず、終始相手ペースの展開に持ち込まれた。
また例年通りセットプレー、特にラインアウトの不安定さには閉口した。それに1年生SOの意図の見えないプレーも
ブレーキになった。ラグビーも「頭」が重要であることを改めて思う。
いくらスクラムが強くても、それ以外のプレーにこれだけ穴があっては勝てるわけもないだろう。
しかしこの日は寒かった。自由席2,000円の券を持っていたのだが、なぜか間違えて一般席に入ってしまい
電灯の陰になってしまったせいもあるが、スタンド上部のうえ、とにかく風が強く、まるで吹雪のスキー場にじっと
たたずんでいるかのような状況に。しかし他の観客たちは我慢強いと感心した。
1試合目が終わり、本来なら2試合目の早稲田×帝京戦を見ていくところだが、明治が負けて
テンションが落ちたのと、この寒さで両膝から下がしびれて感覚がなくなってしまうほどになったため、
競技場を去ることにした。後で知ったが2試合目は予想に反して帝京が善戦、12対5という僅差の好試合であった。
これだけ寒さに弱くなったのは実は年齢によるところが大きいのではないかと密かに疑い始めている。
何といっても「初老」を迎えてしまったわけだし。酒が弱くなっているのもそれによるところ大だろう。
今年はとにかく抑制と鍛錬のバランスをうまくとって、充実感のある日々を過ごしたいものだが…。
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