オシム監督が急性脳梗塞で倒れたという報道。
川淵さんが会見で涙をぬぐうシーンが流布されている。
相当深刻な状況なのだろうか。
しかし川淵氏はマスコミの前で喜怒哀楽を出しすぎるように思う。
キルシ・ネヴァンティ監督 2006
スウェーデン・ドキュメンタリー新作選
2007/10/27~11/4
NFC
14:00草月ホールにて。
マカンダルという81年からニューヨークを拠点に活動するグループの演奏。
トランスにしてもショー的要素が強く、現地の宗教儀礼をそのまま再現している
といった風情ではなさそう。
単純な音型の繰り返しとコールアンドレスポンスによるボーカルの応酬
で淡々と音楽が進んでいく。
後半、ダンスの男性が黒いタキシードで登場したときは、
ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」を思い出した。
ここではコミカルな演出のイメージは受けはしたが。
ヴードゥーとは、もともと「精霊」を意味する言葉。
西アフリカから奴隷として送られた人々が起こした民間信仰である。
ハイチのみならず、アメリカ・ニューオリンズ、ドミニカ、キューバ東部、
ブラジル・マラニョン州などにも規模は小さいながら信仰が行われている。
この本はかなり面白そうだ。
トマス・グティエレス・アレア監督の68年作。
61年頃のハバナを舞台に革命の現実とその功罪をブルジョワ市民の立場から淡々と描く構図だ。
同監督の「苺とチョコレート」をビデオで見てキューバにもレベルの高い映画を撮れる監督がいるんだなぁ
と感慨を抱いてしまった故、この映画の公開を知りぜひ見たいと思っていた。
上記映画の演出にも共通するが、重い主題を扱いながらそこはかとないユーモアがにじみ出る、
どこかとぼけたような作風はこの監督独特のものだろうか。
全体主義の政情の中で検閲などを受けるような局面がありそうなのだか、そうした作風によって
割とうまくくぐり抜けているのだろうか。不思議な気もする。
ヌーベルバーグの影響をモロに出している場面も多いように見受けられるが、洒脱で堅苦しさのない
演出は非常にいい。アレア監督のこの2本は本当にグッド。他のキューバ映画をもっと見たいなぁ。
オリバー・ストーンによるフィデル・カストロへのインタビューを90分ほどにまとめたドキュメンタリームービー。
インタビューは30数時間に及んだとのコメントがあるが、そこから20分の1抽出してでこの程度ですか、、、という感じ。
「こんなことまで聞くのか」みたいなカストロコメントの訳が走ったりするが、それって要は脱線してますから、みたいな話でもある。キューバの情報が遮断されているアメリカ国民に対しては何らかのインパクトがあるのかもしれないが…。
ただ今やその発言はおろか姿さえも見ることが困難になったカストロの生の姿が見られるのは間違いなく貴重だし、
カストロが現れた際の市民の盛り上がりなど示唆は多い。もちろん筋の通った問題意識を持って見られるかどうか、
観客側の見識を問われるところもある。
もちろん自分はダメ、ミーハーレベルでしかないわけで。
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